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【RPP】ランク別入札最適化機能とは? 店舗運営時に知りたい楽天会員ランクの特徴も解説

楽天市場で店舗を経営するうえではRPP広告に関する知識が必要不可欠です。
そのRPP広告では、2024年1月24日よりランク別入札最適化機能が追加されました。
しかし、これはそもそもどのような機能なのでしょうか。
この記事では、ランク別入札最適化機能の内容とそれに関連して楽天の会員ランクシステムやRPP広告の効果の上げ方について解説していきます。
楽天市場の店舗運営時に知りたい会員ランクの情報もお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。

RPP広告とは?

まずはRPP広告の概要について紹介していきます。
RPP広告とは、楽天における検索連動型広告であり、楽天市場においてユーザーが商品を検索した際に、検索結果上位に表示される商品広告を指します。
検索結果の上位に表示されるうえに、商品名の前に「PR」と表示される以外は普通の商品と同様に検索ページに表示されるため、高いクリック率が期待できます。
広告枠はPCの場合は最上列の3枠、スマホの場合は上から5枠となります。

楽天RPP広告におけるランク別入札最適化機能とは?

2024年1月より実装された比較的新しい機能であるからこそ、その内容を詳しく知らない方も多いでしょう。
ここではランク別入札最適化機能について詳しく解説します。

ランク別入札最適化機能とは?

ランク別入札最適化機能とは、RPP広告枠における入札価格をユーザーの会員ランク別に自動で調整・最適化を行う機能を指します。
楽天市場においては、高ランクユーザーは検索面において広告接触後の転換率が高く、結果的にLTVも高くなる傾向にあります。
従来のRPP広告においては全ての会員ランクのユーザーに対して同じ価格で入札を行っていましたが、最適化機能実装に伴い高ランクユーザーほど入札単価が高くなるように設定できるようになり、より費用対効果の向上が見込めるようになりました。

ランク別入札最適化機能における入札単価

会員ランクごとの具体的なパフォーマンスについては開示されていませんが、高ランクユーザー(ダイヤモンドランクなど)の場合には入札単価+25%以内で調整、低ランクユーザー(レギュラーランクなど)の場合には入札単価-80%以内で自動調整されます。
最大+25%~最低-80%という最適化範囲は今後変更になる可能性もあるので、適宜動向を確認しましょう。
また、CPC単価の上限値と下限値は変更されないので要注意です。最適化後に上限値ないし下限値を超える場合にはそれぞれの上限値または下限値が適用されます。

ランク別入札最適化機能の設定方法

①楽天店舗運営システム(RMS)にログインする
②「広告・アフィリエイト・楽天大学」を開く
③「1.広告(プロモーションメニュー) 」→「検索連動型広告(RPP)」の順にクリック
④「キャンペーン」タブを開き「ランク別入札最適化」の欄を「有効」にする

楽天会員ランクの条件とは? 上がる・下がるタイミングはいつ?

ランク別入札最適化機能を導入するうえで重要な楽天ユーザーの会員ランク。
高ランク・低ランクで入札単価が異なることはお分かりいただけたかと思いますが、具体的な各ランクのユーザーの購買頻度などの特徴を知りたいと思う方もいるでしょう。
ここでは楽天における会員ランクの条件とランクが切り替わるタイミングについて紹介していきます。

各楽天会員ランクの条件

【レギュラー会員】
楽天に登録したばかりのユーザーは自動的にレギュラー会員になります。
楽天市場の利用頻度が低い会員もこの会員ランクになります。

【シルバー会員】
過去6か月内に楽天サービス利用で200ポイント以上を獲得しており、かつ同期間内に2回以上ポイント獲得実績があるユーザーはシルバー会員になります。

【ゴールド会員】
過去6か月以内に楽天サービス利用で700ポイント以上を獲得しており、かつ同期間内に7回以上ポイント獲得実績があるユーザーはゴールド会員になります。

【プラチナ会員】
過去6か月以内に楽天サービス利用で2,000ポイント以上を獲得しており、かつ同期間内に15回以上ポイント獲得実績があるユーザーはプラチナ会員になります。

【ダイヤモンド会員】
過去6か月以内に4,000ポイント以上を獲得しており、かつ同期間内に30回以上ポイント獲得実績があり、さらに楽天カードまたは楽天カードの家族カードを保有しているユーザーはダイヤモンド会員になります。

このように楽天会員ランクは上になればなるほど購買意欲が高いユーザーで構成されていることがわかります。
また、楽天市場においては流通額の全体割合のうち約70%以上をゴールド会員以上の上位ランクのユーザーが占めているというデータもあります。ランク別に広告入札単価を調整する最適化機能は、内容を理解したうえで利用すれば効果を発揮する機能と言えるでしょう。

楽天会員ランクはいつ変動する?

楽天会員ランクは上記条件を満たしていると、毎月2日の0時頃に会員ランクに反映されます。
会員ランク判定の計算期間は、6か月前の2日から当月1日の間に付与されたポイントが対象となっています。
このようにユーザーの最新状況に合わせて逐一変動するランクだからこそ、ランク別入札最適化機能の効果は発揮しやすいものと言えるでしょう。

楽天会員ランク別店舗アクセス比率の確認方法

RPP広告を利用するうえで、入札最適化機能利用時以外にも自分の店舗に対してどのような会員ランクのユーザーがアクセスしているのか知りたい方も多いでしょう。
下記にて、楽天RMSにおいて自身の楽天店舗にアクセスしている楽天会員ランク別の比率を調査する方法を紹介します。

①楽天RMSにログインする
②左メニュー内の「データ分析」から「3アクセス分析」をクリック
③「(1)アクセス分析機能一覧」に遷移するため、その中の「店舗全体アクセス数」をクリック
④「集計対象の選択」から確認したいデバイス(PC、モバイル、スマートフォン)を選択
⑤「期間の設定」から確認したい期間(日次、週次、月次)を選択
⑥上記完了後、「性別」「年齢」「会員ランク」「地域」のアクセス数の比率が確認できる

楽天RPP広告の効果(ROAS)を上げる方法

RPP広告を運用するうえでは、ランク別入札最適化機能などの適用以外にも様々な点に注意する必要があります。
以下で楽天RPP広告の効果をより上げる方法について解説していきます。

RPP広告対象商品の設定を行う

RPP広告は設定すると、店舗に登録している全商品が対象となります。
そのため、除外設定を行わずに広告運用を開始すると転換率の低い商品も対象となるためにすぐに広告予算を消化してしまいます。
そこでRMS内の「売上分析」を活用し、転換率の低い商品を調査し、店舗全体の転換率よりも著しく低い商品は個別で除外設定を行いましょう。

効果測定レポートを活用する

RPP広告は運用型広告であるため、効果測定レポートからデータを分析し、PDCAサイクルを回していくことが重要です。
効果測定レポートは実際に行った広告の効果を確認できるレポートで、RPPの設定のパフォーマンスレポートから見ることができます。レポート内では商品別やキーワード別、キャンペーン別、月別など詳細に確認することができます。

商品別レポートではクリックされてはいるものの、売れてはいない商品を確認しましょう。クリックされたことにより費用が発生しているにもかかわらず売れていないためにROASを下げている商品となっているため、このような商品は除外商品に登録することを検討しましょう。
キーワード別レポートでは、RPP広告経由での売上が立っていないキーワードを見ましょう。それらのキーワードは除外し他のキーワードを設定するか、あるいはその商品の販促を行うなどの対策を行うようにしましょう。

【まとめ】ランク別入札最適化機能など楽天RPP広告機能を使いこなしましょう

いかがだったでしょうか。
この記事では、ランク別入札最適化機能の内容、楽天の会員ランクシステム、RPP広告の効果の上げ方について解説しました。
楽天RPP広告の機能を最大限に活用し、売り上げアップにつなげていきましょう!

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