1. HOME
  2. ブログ
  3. アパレル・繊維業界
  4. 空調服とは? その効果や失敗しない選び方について解説します

BLOG

ブログ

アパレル・繊維業界

空調服とは? その効果や失敗しない選び方について解説します

「空調服」は中々聞きなれない言葉かもしれません。
地球温暖化により暑い時期が続いている今、暑さ対策にぴったりな服として導入する企業が増えているのです。
そこで、この記事では、空調服の説明からその効果、失敗しない選び方について徹底解説します。

目次
空調服とは何?
空調服の着用効果には何がある?
ベスト・長袖・半袖ではどれがおすすめ?
失敗しないための空調服の選び方は?
【まとめ】使いたい環境に合わせて空調服を選びましょう!

空調服とは何?


空調服とは、バッテリーで稼働する小型ファンによって服の中に外気を取り込む作業着のことです。「ファン付きウェア」や「ファン付き作業着」という呼称を用いることもあります。
外気を服の中に取り込むことで汗を蒸発させ、炎天下の中の作業も涼しく快適に行えるうえに、アウトドアスポーツやレジャーにも向いている服として企業から個人からも愛されている服なのです。
種類としては、ベストタイプと長袖タイプ、半袖タイプがあります。

空調服の着用効果には何がある?


空調服(ファン付きウェア)は着るだけで様々な効果が得られます。
以下でその着用効果を紹介します。

熱中症や汗疹予防

空調服(ファン付きウェア)は、内蔵している小型ファンによって外気を服の中に送ることで身体を冷やすことで、熱中症を予防することができます。
また、温度調整機能があるものは快適な温度を保ってくれるため、冷えすぎも防ぎます。加えて汗を蒸発させることで汗疹を防ぐ効果もあります。

作業能率の向上

炎天下での作業では暑さによるストレス増加や集中力低下などにより、作業者の仕事能率が低下する傾向にあります。
空調服(ファン付きウェア)を着用すると涼しい環境で作業ができるので、ストレス軽減や体調不良の防止、集中力維持につながります。また、熱い中動くと体力を消耗してしまいますが、空調服を着用すると涼しい環境を維持できるため、必要以上に体力が削られることもなくなります。
こうした負担軽減によって、熱い環境によっても長時間の作業にも耐えられるようになるため、作業能率の向上が期待できるのです。

利益率向上

上記で説明したように、空調服(ファン付きウェア)は作業能率の改善につながります。
そのため、会社で空調服を導入した場合には、会社の利益率向上も期待できるでしょう。

省エネ・コスト軽減

大きな工場で熱中症対策として向上全体を冷やそうとすると、冷房費に膨大なコストがかかるでしょう。
それに対して、空調服(ファン付きウェア)は着用する人を個別に、快適に冷却する装置です。
毎日着用しても1ヶ月の電気代は一人当たり約100円以下で済みます。作業員の人数を考慮しても、冷房を利用する際と比較して大幅なコスト削減が期待できるのです。

ベスト・長袖・半袖ではどれがおすすめ?


空調服(ファン付きウェア)にはベストと長袖、半袖タイプが存在します。
どの服を選べばいいのか、悩む方も多いでしょう。
結論から申し上げますと、「ベストタイプ」が一番おすすめです。
以下でベストタイプがおすすめの理由を紹介します。

ベストのメリット1:袖有りタイプに比べて涼しい

袖がないベストタイプのものの方が涼しく感じやすいです。
さらに、太い血管がある脇に風が直接当たるため、上半身だけでなく全身を冷やす効果があるのです。

ベストのメリット2:袖有りタイプに比べて安価

ベストは長袖や半袖タイプとは違って、袖の生地のコストがかかりません。
そのため、ベストは比較的安価で購入することができるのです。
作業員全員分の空調服を用意すると、かかるコストは高額になります。そのため、ある程度コストを抑えることができるベストは人気のタイプとなっているのです。

半袖タイプと長袖タイプを選ぶのはどんな時?

ベストが人気な理由は説明しましたが、半袖と長袖タイプは何故存在するのでしょうか。
実は、フォーマルなユニフォームを必要としている企業が半袖や長袖タイプを選ぶ傾向にあるのです。
空調服ベストはおしゃれでカジュアルなデザインが多くなっています。だからこそ、企業として、フォーマルなユニフォームを選びたい場合には、あえて空調服ベストを避ける傾向があるのです。
そのため、機能性やコスト重視であればベスト、企業としてのフォーマル性重視であれば半袖や長袖タイプを選ぶと良いでしょう。

失敗しないための空調服の選び方は?


空調服は実用性が高くメリットが多い一方で、選び方に注意をしなければ購入した後に思わぬトラブルに巻き込まれてしまう恐れがあります。
以下で失敗を避けるために空調服を選ぶ際に注意したいポイントを紹介します。

サイズは大きいものを選ぶ

空調服の購入で失敗するケースで最多のものは「サイズ選び」です。
空調服のサイズはSから5Lまで幅広いのですが、作業服を購入する際には多くの方が日常的に使用している服と同サイズの空調服を購入してしまいます。
しかし、自分の身体にぴったりなサイズを選んでしまうと身体と空調服の間に隙間ができないため、ファンから送り込まれた風の通り道を確保できず、涼しさを感じられなくなってしまうのです。
こうした失敗を避けるためには、各メーカーが発表している適正サイズを確認し、やや大きめのサイズを購入することをおすすめします。
ただし、あまりにも大きすぎるサイズを購入すると袖口などから空気が漏れてしまう場合もあります。可能であれば試着をして確認すると失敗を防げるでしょう。
ぴったりサイズよりも1サイズ大きいサイズを選ぶように意識しておきましょう。

バッテリーの持ち時間を確認しておく

空調服についているバッテリーの容量は製品によって異なります。
風量の強弱によってもバッテリーの持ちは変動しますが、良質な製品であれば「強」設定で8時間程度使えるものが多いです。
作業時間いっぱいにバッテリーが持つものを選んだ方が従業員も快適に作業を行えるため、バッテリーの持ち時間に関しては注意するようにしましょう。

作業内容に合わせて機能を選ぶ

空調服には防火性に優れているものや撥水性に優れているものなど、様々な機能性があるため、業務内容や求める機能によって作業服を選びましょう。
例えば、雨の中でも通常通り作業を行いたい場合には、「ベーシック」が販売しているような撥水性に優れた空調服を選ぶとよいでしょう。
また、火花が飛び散るような環境での作業を想定している場合には、防火性に優れた空調服を選びましょう。

ファンとバッテリーがセットになっているのかを確認する

安価だと思い空調服を購入したところ、服だけが届くというケースもよくある失敗例です。
空調服の中には、服本体とファンやバッテリーが別売りになっているケースがあり、値段だけを見て購入してしまうと失敗してしまう場合があります。服本体だけでは涼しくないため、空調服を購入する場合は必ずファンやバッテリーがセットになっているのかを確認し、別売りの場合にはそちらも併せて購入するようにしましょう。

【まとめ】使いたい環境に合わせて空調服を選びましょう!

いかがだったでしょうか。
この記事では、空調服の効果、ベストなどの種類ごとの利点、そして空調服選びで失敗しないための選び方のポイントを紹介しました。
空調服には様々な種類がありますが、どんな状況で使用するかによって向いている空調服も変わります。
どのような時に空調服を使用したいのかを考慮した上で空調服を選びましょう。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事