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空調服のバッテリーの選び方は? 寿命や壊れた場合の対処法を紹介します

空調服はバッテリーがないと機能しません。
そのためバッテリーも空調服を選ぶうえで重要になってくるのですが、どのようにバッテリーを選んでいいのかわからない方も多いでしょう。
この記事においては、空調服のバッテリーの選び方や寿命について解説します。
ぜひ参考にしてみてください。

空調服バッテリーの選び方は?


空調服のバッテリーはどのような基準で選べばいいのでしょうか?
以下にまとめてみたので、ぜひ購入する際の参考にしてみてください。

容量に着目する

長時間の使用を前提としている場合には、バッテリーの容量に着目しましょう。
空調服バッテリーの容量は、Ahという数値で表され、およそ6,000~15,000mAh程が相場です。この数値が大きいほど長時間の稼働が期待できます。
ただし、長く風に当たり続けていると体調を崩す恐れがあるため、適度に止めたりするほか温度調整機能のある空調服を選ぶようにしましょう。

電圧・風量で選ぶ

空調服の逆風効果はバッテリーの出力電圧によって決まります。勿論ファンの性能も影響してきますが、バッテリーの出力電圧が直結して関係があり、涼しさを感じられやすいかどうかにもつながってきます。
空調服のバッテリーにおける出力電圧は5V~15V前後となっており、これ以下だとあまり涼しさが感じられないため装着する意味がなくなってしまいます。
ただし、電圧が高ければいいというわけではない点に注意しましょう。出力数が大きければ大きいほどバッテリーの消耗が激しくなるため稼働時間は短くなりやすい傾向があります。具体的に以下にⅴごとの稼働時間をまとめたので、どの程度のものが自身のニーズに即しているのか今一度確認してみてください。

電圧:稼働時間
約5V:10~30時間
約10V:7~15時間
約15V:1~3時間

稼働時間を重視するのか、涼しさを重視するのかによって選ぶバッテリーを決めましょう。

売れているメーカーのものを選ぶ

バッテリーは売れているメーカーのものを選ぶと不具合が起きにくいでしょう。販売数量が多いほど、開発ノウハウが蓄積されますし、定期的にバージョンアップした商品を開発しているからこそ、間違いが起きにくいです。
市場シェアの高いメーカーとしてはジーベック社がおすすめです。シェア度が高いからこその安心感がありますし、バッテリーの出力が5段階に分けて切り替えらえるので様々なシーンに合わせて使い分けできます。

ジーベック社のバッテリー商品URL:https://www.work-king.shop/view/category/ct831 

空調服バッテリーの寿命は?


空調服のバッテリーは消耗品で、長期的に使用し続けると、どんなに優秀な物でも必ずいつかは故障します。
空調服バッテリーの寿命は使用頻度や使い方によって変わりますが、一般的に使用可能な期間としては2~3年程度です。
空調服バッテリーにはリチウムイオン電池が用いられているのですが、大体500回程度の充電や放電を繰り返すと寿命に近づくとされているのです。寿命が近づくとバッテリーの消費が徐々に早くなるなどの症状が表れ始めるので、そのサインが現れ始めたら交換を検討しましょう。

空調服バッテリーを長持ちさせるコツは?


空調服のバッテリーにはリチウムイオン電池が使用されている点は先述いたしました。
実は、リチウムイオン電池の性質を理解したうえで適切に扱えば、バッテリーを長持ちさせることができるのです。以下で詳しく解説します。

バッテリーを適切な温度で保管する

一般的なリチウムイオン電池の劣化は化学反応によって起こるのですが、低温であればあるほど起こりにくくなっています。逆に言えば、直射日光が当たったり高温な場所で保管を続けていると寿命が縮まる恐れがあるのです。また、低温な環境で保管した場合にも、取り出した際の温度差で自然放電が大きくなり充電できなくなってしまう可能性があります。
空調服を使わない場合には。高温多湿ではない場所や埃がたまりにくい場所に保管しましょう。エアコンや除湿器が使いやすいリビングが最も保管に理想的な場所と言えます。また、自然放電で電池残量が0%になることを避けるため、保管中も3ヶ月に1回を目安に動作確認を行いましょう。

電池残量が0%になることを避ける

リチウムイオン電池は、使用していない間も自然放電が行われ、電気が次第に減っていきます。
空調服が必要なシーズン以外はバッテリーを放置してしまいがちですが、その間にもバッテリーの電気は減っていき、やがて0%になるでしょう。
ここで注意したいポイントとしては、リチウムイオン電池は残量が0%になっても自然放電を続けるという点です。「過放電」と呼ばれるこの状態が続くと、電気の部品の劣化が早まってしまい、最終的に充電ができなくなってしまう可能性があります。
上記でもお伝えした通り、空調服を使わない間にも3ヶ月に1回を目安にバッテリーが少なくなっていないかを確認し、60~80%程度の電力を残した状態で保管するように心がけましょう。

充電のし過ぎを避ける

電池残量が少ない状態が望ましくないことは先述しましたが、とはいえ過剰に充電することもおすすめできません。電力が100%に達したまま充電を続けてしまうと、電池の許容量の電気が流れ込むためリチウムイオンが放出され、電池部品に大きな負荷がかかり、電池の劣化が加速してしまいます。さらに、最悪発火につながる危険性もあるため避けるべきと言えます。
バッテリーを長期的に保管する場合も、電力が100%の状態で放置すると電池に大きな負荷がかかったままの状態が保たれるため、劣化が加速しやすくなります。60~80%の状態が最適なバッテリーの電池残量と言えるため、この60~80%の電力を残して保管するようにしましょう。

バッテリーの併用がおすすめ


いくら気にかけていても、バッテリーは突然故障することがありますし、特にネットなどで購入する場合には自宅に届くまでに時間がかかるため使いたいときに使えないので困るということもあるかもしれません。
そこで普段から2つのバッテリーを併用して毎日交互に利用することをおすすめします。
もし片方のバッテリーが壊れてしまってももう1つのバッテリーが残っているため、すぐに用意できない場合でも困りません。
また、2つのバッテリーを交互に利用するので、1回の購入から故障までの期間が長くなり、買う手間が省けるという利点もあります。

空調服バッテリーが故障した場合には?

空調服バッテリーが故障した場合には修理はできるのでしょうか?
残念ながらリチウムイオン電池の部分を修理することは難しく、新しいバッテリーと交換するのが基本になります。
毎年空調服バッテリーはアップデートされているので、新しいモデルのバッテリーを取り付けることができるのであれば、新しいモデルのものと交換するのが良いでしょう。
また空調服バッテリーが故障したら、古いバッテリーは捨てずにリサイクルへ出しましょう。リチウムイオン電池は小型二次電池に分類されており、故障しても資源として再利用が可能です。リサイクルに出す際にはテープなどで出力端子と入力端子をふさぎ、家電量販店やホームセンターなどに設置されている回収ボックスに入れましょう。
一般的なごみとして捨ててしまうと、清掃車や清掃工場で処理を行った際に発火する恐れがあるので必ずリサイクルに出してください。

【まとめ】 良い空調服バッテリーを選びましょう

いかがだったでしょうか。
この記事では、空調服バッテリーの選び方や寿命、長持ちさせるコツや故障した場合の対処法などについて解説しました。
空調服バッテリーは自分に合わないものを選んでしまうと後々後悔するものです。
涼しさや長時間利用など、自身が空調服バッテリーに求めていることを再確認しながら自身にぴったりな空調服バッテリーを選びましょう。

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