刺繍の種類を徹底解説!オリジナル商品やユニフォーム作成前に必見!
会社やスポーツチームで制服やオリジナル品を作るときには、文字やロゴを入れたいですよね。
服などに文字やロゴを入れる方法の1つが刺繍です。
しかし刺繍をしたいと思っても、どんな種類があるのか、どんな流れで発注するのかなど、わからないことがたくさんありますよね。
そこで今回の記事では、刺繍の種類や、その他発注する前に知っておきたいことについて解説していきます。
刺繍の種類(必須編)
まずは制服やオリジナル品を刺繍で作ろうと考えているならば、絶対に知っておきたい種類を解説します。
予算や納期にも関係するため、注文前にどちらが自分の目的に合っているかを判断できるようにしましょう。
一番手軽で安価なネーム刺繍
とにかく安く文字を入れたいという人におすすめなのが、ネーム刺繍です。
刺繍したいテキストや糸の色、刺繍する位置を指定するだけで、簡単に注文することができます。
比較的料金も安く、納期も短い傾向にある一方で、自由度が低いというデメリットもあります。
使用できるフォントは業者規定のものだけに限られるため、一貫性のあるブランディングを行いたい場合などには向いていません。
よりオリジナリティのあるデザイン刺繍
より自由度が高く、オリジナリティのある刺繍加工を施したい場合には、デザイン刺繍を選ぶのがおすすめです。
ロゴやキャラクターのイラストなんかも刺繍で表現することができます。
デメリットはやはり料金の高さでしょう。
フォントが決まっているネーム刺繍とは異なり、デザイン刺繍では刺繍型と呼ばれる刺繍の設計図となるデータをオーダーごとに作成しなければならないため、コストがかかります。
しかし一度刺繍型を作成してしまえば、その後の注文では追加料金を支払うことなく繰り返し使うことができます。
刺繍の種類(こだわり編)
ここまで刺繍には、既存の型で作るネーム刺繍と完全オリジナルのデザイン刺繍が存在すると解説しました。
特別なこだわりがない場合にはこれだけ知っていれば問題はありません。しかし理想としているデザインをより再現したい場合には、その他の加工方法についても知っておくと良いでしょう。
色々な刺繍方法を知っていれば、それに対応している業者を選ぶことができるため、より自分にあった業者を選ぶことにも繋がります。
3D刺繍
3D刺繍は、中にクッションとなるウレタンを入れることで通常の刺繍よりも凹凸が際立ち、立体感のある加工をすることができます。
立体感があると視覚的なインパクトが生まれるため、最も目立たせたいロゴに使用すると効果的です。
3D刺繍がよく使用されているのがキャップです。プロ野球チームの帽子をイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。
一方で中にウレタンが入っている関係で、洗濯時には破損しないよう気をつけなければならないというデメリットがあります。
また、中にウレタンを入れるため細すぎるデザインだと適さない可能性があります。
そのため、ある程度太さのあるデザインで、バッグやキャップといったあまり洗濯をしないアイテムに使うのがおすすめです。
縁取り刺繍
文字の形にカットされた生地の縁を刺繍することで縫い付ける刺繍方法です。
野球のユニフォームなどスポーツシーンでよく用いられています。
重量が少し重くなってしまうデメリットはありますが、存在感がしっかりある仕上がりになります。
スパンコール刺繍(シークイン刺繍)
最後にご紹介するのはスパンコール刺繍です。
シークイン刺繍とも呼ばれる刺繍方法で、糸と一緒にスパンコールを縫い付けるのが特徴です。
カラフルで目を引くデザインになるため、より華やかな雰囲気を希望している場合にアクセントとしておすすめです。
刺繍加工の魅力は?プリントとどっちがいい?
制服やオリジナル品にロゴや文字を入れたい場合、よく迷うのが刺繍かプリントかの選択です。
ここでは刺繍で加工する魅力と、デメリットになる点を解説していきます。
最大の魅力は高級感
刺繍で加工する場合、プリントと比べ立体感や質感を表現することが可能になります。
高級感を高めることができれば、ブランド力を高めたり、顧客からの信頼を集めるたりすることができます。
洗濯のしやすさも大きなメリット
刺繍はプリントよりも洗濯がしやすいです。
プリントの場合には選択していくうちに剥がれてしまったり、色があせてしまったりすることがあります。
一方の刺繍の場合は耐久性が高く、劣化を気にすることなく洗濯をすることができます。
また、アイロンをかけられるという点も優秀です。
そのため洗濯頻度の高い作業着などには、刺繍加工を施すことがおすすめです。
刺繍にもデメリットはある
高級感があり耐久性も高い刺繍ですが、プリントよりも手間がかかる分コストがかかるというデメリットがあります。
ネーム刺繍かデザイン刺繍かにもよりますが、基本的にはプリントよりも高くなりがちですし、納期も比較的長くなってしまうでしょう。
少なすぎる予算で急いで作ったとしても、満足のいくものを作ることは難しいです。
そのため刺繍加工を希望する際には、予算や納期にある程度余裕を持ってオーダーすることをおすすめします。
刺繍を業者に依頼する具体的な手順は?
業者に刺繍を頼む場合、どのような流れで納品されるのか気になりますよね。
その中でも特にデザイン刺繍は納期が長くなるため、どんな手順で進むのか解説していきます。
ただし業者によって手順は変わってくるため、頼みたい業者が決まったら発注方法をしっかり確認しましょう。
①商品を選ぶ
まずはTシャツ、キャップなど、どんな商品に加工したいのかを選びます。
多くの業者はカタログを持っているため、事前に取り寄せておくようにしましょう。
②デザインを入稿する
どんな商品に加工するか決まったら、続いて刺繍したいデザインを業者に渡します。
この際に業者の担当者と、デザインの表現方法など細かい調整を行うことができる場合もあります。
③見積もりをしてもらう
商品と加工するデザインが決まったら、費用の見積もりをしてもらいます。
見積もりの結果気に入った場合には、実際に発注を行います。
④サンプルを作成してもらう
入稿されたデザインに沿って、刺繍型のデータを作成してサンプルを作ります。
ここで完成したサンプルを確認して、問題がなければ本生産に入ります。
思っていたのと違う部分があった場合、修正を依頼しましょう。
⑤本生産をし、納品される
完成した刺繍型で本生産が行われ、納品されます。
これで無事オリジナルの商品が完成しました。
【まとめ】刺繍の種類を知って制服やオリジナル商品を作ろう!
刺繍の種類や刺繍の魅力についてご紹介してきました。
自分にぴったりな刺繍の種類は見つかりましたか?
チームの一体感を作ったり、ブランド力を向上させるのに刺繍は最適な加工です。
今回紹介した以外にも、より細かい刺繍の方法の違いはたくさんあります。
刺繍の種類やメリット・デメリットを理解して、より満足のいく制服やオリジナル商品を作りましょう!
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