バスタオル卒業宣言の乾きやすさは？ 吸水力の理由も説明します

バスタオルの半分くらいの幅しかないなら、バスタオルよりは早く乾きそうな気がしますが、バスタオル卒業宣言の実際の乾きやすさはどのくらいなのでしょう。バスタオル卒業宣言の乾きやすさと、吸水力の理由をご説明します。

バスタオル卒業宣言は乾きやすい！
バスタオル卒業宣言の口コミには、「速く乾く」「速乾」「雨の日に干すのが楽になった」など、バスタオル卒業宣言を乾きやすいと感じている声が多数寄せられていました。また、「バスタオル卒業宣言のほうが、一般的なバスタオルよりも早く乾いた」という検証結果を載せているサイトもありました。このような口コミや検証情報からも、バスタオル卒業宣言はバスタオルよりも乾きやすいと考えて問題なさそうです。
ではなぜ、バスタオル卒業宣言はバスタオルと同じ量の水分を吸水した場合でも、バスタオルより早く乾くのでしょうか。これには、バスタオル卒業宣言が糸の中に空気をたくさん含んでいるということが関係していそうです。

吸水力が高い理由その1：糸
バスタオル卒業宣言は、最初にご紹介した特徴の他にも、見た目も肌触りもふんわりとしていて軽い（重さ140g程度）という特徴があります。そして、このような特徴は、バスタオル卒業宣言の吸水力の理由とも関係しています。
バスタオル卒業宣言には、甘撚りの糸が使用されています（糸について何も表記されていないタオルであれば、多くの場合、普通糸が使用されています）。甘撚りの糸の特徴は、普通糸よりも甘く撚られていることです。糸を甘く撚ることで、糸の中に空気をたくさん含むことができ、ふんわりとした肌触りや見た目のタオルに仕上がります。空気を含むことでふんわりと膨らんでいるため、バスタオル卒業宣言は見た目よりも軽いのです。
しかし、甘撚りの糸には、毛羽が出やすく傷みやすいなど、マイナスの特徴もあります。バスタオル卒業宣言には、そのような甘撚りの糸の弱点をカバーした糸が使用されています。それがコーマ糸です。
コーマ糸とは、短い繊維を取り除くなどの工程が施された糸のことをいいます。このような工程によって、繊維が飛び出しにくくなるため、毛羽が出にくくなります。バスタオル卒業宣言は、ふんわりとした柔らかな肌触りでありながら、毛羽が出にくくなるように工夫されています。

吸水力が高い理由その2：晒し工程
バスタオル卒業宣言の吸水力が高い理由は、晒し工程にもありました。晒しとは、タオルから不純物などを取り除いて漂白する工程のことです。糸の段階で晒す方法（先晒し）と、タオルにしてから晒す方法（後晒し）とがあります。そして、バスタオル卒業宣言には、吸水力をより引き出すことができる後晒しが行われています。

乾きやすさと吸水力のポイントまとめ
バスタオル卒業宣言の乾きやすさと、吸水力の高さに関するポイントは次のとおりです。
空気をたくさん含むことができる甘撚りの糸を使っているので、乾きやすい。
素材の吸水力を引き出す晒し工程が行われているので、吸水力が高い。