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アパレル通販のSHEINとは? 中国発と見せかけて実はアメリカ発? 驚愕の売上につ いても解説

欧米のメディアだけでなく、日本の10代女子の間で話題の「SHEIN(シーイン)」のことをご存知でしょうか。SHEINとは、SNSを中心に最近話題になっている、韓国系の服や靴、アクセサリーなどを取り扱うアパレル通販を展開しているファッションブランドです。
高い品質の数多くの商品が激安で提供されているため、SNSを活用している若い世代を中心に多くの人気を得ています。
今回は、「SHEINってどんなアパレル通販ブランドなの?」「SHEINの人気の理由って?」「どのSNSで人気なの?」などの疑問についてご紹介します。

目次
アパレル通販でよく見かけるSHEINとは? 実は中国発ではない?
SHEINのアパレル通販は激安な上に品質も高い?
SHEINのアパレル通販の売上はユニクロ超え?
SHEINの強みはマーケティング! TikTokでインフルエンサーの活用がポイント
【まとめ】SHEINはアパレル通販の革命児! SNSを活用したマーケティング手法はアパレル経営者必見

アパレル通販でよく見かけるSHEINとは? 実は中国発ではない?


SHEINは、2008年に年に中国で設立された「南京希音电子商务(南京西陰電子商取引)」が運営し、アパレル通販を行なっているファストファッションブランドです。
元々WEBマーケティング事業を行なっていましたが、2012年にウエディングドレスなどをECサイトで販売する「Sheinside」というブランドを立ち上げました。その後、事業の転換を重ねて現在のSNSを駆使したマーケティングを行う形態となり、2015年に「SHEIN」とブランド名を改めました。

SNSの情報や運営会社が中国にあり、商品も中国から発送されることから、SHEINは中国のブランドだと思われがちですが、実は中国発のブランドではなく、アメリカ発祥のブランドです。中国国内向けのサイト運営をしていないため、中国での認知度は低く、アメリカの「Z世代(インターネットが普及していた時代に生まれた、デジタルネイティブと呼ばれる世代)」を中心に話題となり人気に火がつきました。

SHEINは、世界220カ国でアパレル通販を行う越境EC企業で、ファストファッションブランドとして有名な「ZARA」「ユニクロ」「H&M」などと異なり、実店舗を構えておらずオンラインでの販売のみを行なっている点が特徴です。

■参考記事:
アパレル初!謎の1兆円未上場企業「SHEIN」の正体 | 消費・マーケティング | 東洋経済オンライン
SHEIN公式サイト

SHEINのアパレル通販は激安な上に品質も高い?


SHEINの商品は一般的なアパレル通販サイトと比べても遜色のない品質の商品が激安で販売されています。SHEINの公式ホームページを見ると、Tシャツが1着200円から販売されていて、デニムも1着1500円以下で購入可能だったりと激安商品が多くあります。他にも様々なアイテムが驚くような激安価格かつ高品質で販売していて、商品によっては最大60%近い割引がされている激安価格のものもあります。

SHEINが商品を激安で提供できる理由の1つに、多数の繊維工場があり、世界のファッション工場と呼ばれる中国の広州の衣料品市場から、余った生地などを廃棄前に買い取ることで、通常あり得ない激安価格で素材の調達を行なっています。そのため、品質を落とさずに生産にかかる原価がかなり抑えられるので、多くの商品を驚くほどの激安価格で販売することができます。

海外のアパレル通販サイトだと布がペラペラだったり、裏地がなかったりなど、その激安価格の理由も理解できる粗悪品が届いたりなど、品質の心配から購入を敬遠される方もいるかと思います。
SHEINの口コミでも、「Mサイズが想像と違う」「ぺらぺらの生地でなんだか安っぽい」「着ようとしていた服に穴が空いていた」などの品質に関する感想が見受けられます。

オンラインでのアパレル通販の特性上、実際に実物に触れて生地感などの品質を直接確認してから購入することができません。
そのため、SHEINの商品ページには商品ごとにサイズ表が載っています。しっかりとサイズ表を確認して購入することで自分にあった商品を購入することができます。

激安商品が多いため、商品によっては生地が薄いなど安っぽかったり、穴が空いていたりするなど、品質の劣るものもあります。しかし、購入前に口コミをしっかり確認してから判断することで、品質の良いものを激安でゲットできるでしょう。
また、仮に品質の悪いものが届いてしまっても、送料自己負担にはなりますが到着30日以内であれば返品が可能なため品質の心配で購入をためらっている方も安心です。

SHEINのアパレル通販の売上はユニクロ超え?


SHEINは自社の売上高を公開していませんが、予想される売上高がユニクロを超えていると言われているのをご存知でしょうか。
中国の有力な経済メディア「晩点Latepost」によると、2021年SHEINの売上高は、前年からほぼ倍増して200億ドル(約2兆8000億円)前後に達しているそうです。

もしこれが事実だとすると、アジア最大のアパレル小売企業である日本のユニクロを運営するファーストリテイリングの2022年通期業績予想の売上高2兆2500億円やアメリカの「ギャップ」の2022年1月期の売上高1兆9278億円をすでに超えていて、「H&M」を運営するH&Mヘネス・アンド・マウリッツの2021年11月期の売上高2兆4341億円や「ZARA」を運営するインディテックスの2022年1月期の売上高3兆5659億円にも迫る勢いです。

また、SHEINの時価総額は1000億ドル(約13兆6213億円)を超えたとも言われていて、ファーストリテイリングの7兆3700億円の2倍近い数字となっています。
同じアパレル通販を行なっている「ZOZO」と比較しても、売上高、時価総額で約15倍の差があります。

■参考記事:
「ユニクロ超え」謎の中国アパレル・シーイン、その「世界制覇戦略」と「真の目的」(現代ビジネス) – Yahoo!ニュース
売上高はユニクロ超え!?謎多き「SHEIN」に迫る!【前編】 – WWDJAPAN
ZOZOの企業情報 – 3092 / プライム / 小売業 | バフェット・コード

SHEINの強みはマーケティング! TikTokでインフルエンサーの活用がポイント


なぜ、SHEINは大手ファストファッションブランドの売上高に短期間で迫ることができたのでしょうか。
その秘密は独自のマーケティングにあります。元々マーケティングを専門に行っていた会社が運営していることもあって、その戦略には目を見張るものがあります。
そんなSHEINのマーケティング戦略に関して、Tik TokなどのSNSを活用したインフルエンサーの活用が大きなポイントとなっています。
インフルエンサーを活用したマーケティングは、中国でブランドや商品の知名度を高めるために度々使われる方法で、SHEINもそのマーケティング手法を積極的に取り入れました。

KOL(Key Opinion Leader)と呼ばれる、SNSやブログで多数のフォロワーを持つ、消費者の購買意思決定に際して強い影響力を持った何かしらの専門性を持ったインフルエンサーだけでなく、KOC(Key Opinion Consumer)の大量起用を行いました。

KOCは、KOLと比べるとフォロワー数は比較的少ないものの、Tik TokやYouTube、Instagramといった主要SNS上で消費者視点で商品を使って、商品の良い点や悪い点などの体験レビューやコーディネートなどのコンテンツを投稿を行うため、ユーザーにより親近感を与えることができ、消費者の目を惹きつけてくれます。
また、ライブコマースを活用したマーケティングにも積極的です。

ライブコマースとは、インターネットを通じた動画のライブ配信を用いて商品の紹介とその販売を組み合わせたマーケティング手法のことです。テレビショッピングと似ている方法ですが、ライブ配信を用いた動画での商品紹介のため、写真やテキストだけでは伝えられない情報を発信できるだけでなく、視聴者がチャットなどを用いてリアルタイムで質問できるなど、双方向のコミュニケーションができる点が特徴です。

SHEINは、2020年に多くのインフルエンサーを起用してライブコマースを何度も行いました。特に、2021年5月に行われ、SHEINのスマホアプリを通じて世界中に放送されたバーチャル・ミュージックフェスティバル「SHEIN Together Fest」では、アメリカのシンガーソングライターである「ケイティー・ペリー」やアメリカのラッパー「リル・ナズ・X」、イギリスの歌手・女優である「リタ・オラ」など多数の有名歌手やインフルエンサーを起用しました。
このライブは世界中で180万人を超える視聴者を獲得し、ライブを視聴するためにアプリのダウンロード数が増え、1日にして多くのユーザー(フォロワー)を獲得しました。
■参考記事:
SHEIN Together Fest | SHEINのプレスリリース | 共同通信PRワイヤー

【まとめ】SHEINはアパレル通販の革命児! SNSを活用したマーケティング手法はアパレル経営者必見

今回は「Z世代」に話題のSHEINについてご紹介させていただきました。
多くの人が何かしらのSNSに触れる現代において、SHEINのSNSを活用したマーケティング手法はアパレル経営者だけでなく様々な業種でも有効な手法だと思います。

特にSHEINの商品は激安で品質も悪くないため、それだけでも若い世代からの興味は高くなり、インフルエンサーを積極的に活用するマーケティング手法は売上高などからみてもその有用性は高いと思います。SHEINは他にも様々なマーケティング手法を行っているため、参考になるものも多いかと思います。この機会にSHEINのサイトを見て、活用してみるのはいかがでしょうか。

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