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中国の繊維産業の歴史は? 地域や素材・有名や繊維メーカーも解説します

中国の繊維産業の歴史は、古くとても盛んに行われています。中国では、2001年にWTO(World Trade Organization:世界貿易機関)に加入しました。WTOとは、世界貿易機関のことで、スイスのジュネーブ地域に本部を置く国際機関のことです。世界貿易機関では、世界各国が「自由に」モノやサービスなどの貿易ができるようにするためのルールを定めています。例えば、既存の貿易ルールの強化としてWTOでは特定の物品(農業や繊維)の貿易に関する協定や貿易に関連する知的所有権や投資措置に関する協定などが挙げられます。
中国の繊維産業では、WTO加入後は各国に向けて輸出することで更なる発展を続けています。中国ではさまざまな産業の貿易も盛んになっています。その中でも歴史が古い繊維産業のメーカーが生産する繊維は世界的にシェアを展開しています。中国の繊維産業で生産されている繊維素材は世界と比較してもシェアが高く、質の評価も高いです。そんな中国の繊維産業ですが、どれくらいの歴史があるのでしょうか。この記事では、中国の繊維産業が盛んな地域や歴史、中国の素材メーカーや世界のシェアについても詳しく紹介していきます。

目次
中国の繊維産業の歴史は? 簡単に解説します
中国で繊維産業が強い地域は?
中国の繊維産業でシェアが高い素材は?
中国の繊維メーカーで有名なところはこちら!
【まとめ】中国の繊維産業は国の歴史と共に発展。EC化率の高さで今後も成長が見込まれる

■参考記事:
一般財団法人ボーケン品質評価機構東京試験センター「繊維製品の歴史」
外務省「WTOとは」

中国の繊維産業の歴史は? 簡単に解説します


中国の繊維産業の歴史の始まりは、素材の元になる繭(蚕)の飼育から始まりました。繭の飼育は紀元前 3000年頃に中国で始まりました。眉の飼育は中国から東南アジアやインドなどの地域に広まり、ヨーロッパなどにも広がりました。日本には弥生時代前期(紀元前 3世紀)に中国江南地方から朝鮮半島を経由して日本に伝わったと言われています。中国江南地方から朝鮮半島を経由して、最初に伝わったのは日本の中でも九州北部である北九州地域へ養蚕技術が伝えられたと言われています。

日本で最初に取り入れられたのは、和服用としての用途として使用でした。洋服では、ネクタイに多く使用されていました。中国での繊維産業の歴史はとても古く、世界各国に広がったのも中国からといわれています。中国で書かれた歴史的な書物である「魏志倭人伝」には、日本でも麻類や桑を植え、蚕を飼育し絹を織っていたことが綴られています。古墳時代の応神天皇(在位期間270〜310年)の代に中国人融通王(ユウズウオウ)が127県の秦(シン)民をつれて日本に帰化しました。百済(クンチョコワン)の昭古王(ショウコオウ)から絹吊(ケンツリ)を織る工人(職人)が派遣されるなど、これらの渡来人は朝廷に仕え、より高度な織物技術による絹織物が朝廷に貢納され、支配階級の衣服に使われるようになりました。

絹吊などの高級な衣服は上流階級の人しか身につけることができなかったようです。繊維産業の発展や生産率が向上したことによって、いつからか庶民でも身につけることができるようになりました。このように中国の繊維産業は、時代の移り変わりや繊維産業の発展の歴史とともに大きく発展してきました。歴史が古いこともあり、繊維産業は中国の中でもとても大切にされている産業と言えます。そのため、多くの技術者が後継人として意志を継いでいます。

■参考記事:繊維の歴史

中国で繊維産業が強い地域は?


繊維産業が盛んな中国では、どの地域が強いのでしょうか。中国の古い歴史では、半植民地という状態だったため、自国の工業を成長させるための近代的な工業発展ができませんでした。わずかに存在していた工場も大部分が外国からの出資によるもので、ほとんどが沿海地域である上海や天津(テンシン)、青島(チンタオ)などに集中していました。その後、半植民地状態から中華人民共和国が成立した後には、東北・華北が主要産地の地域となっています。繊維工業の強い地域は、多い順から山東省(サントウシヨウ)、河北省(カホクショウ)、河南省(カナンショウ)、江蘇省(コウソショウ)、安徽省(アンキショウ)となっています。繊維産業に必要な超長綿花を算出する新彊省(シンキョウショウ)地域では他の国よりも水などの温度などが綿作に適しているため、綿花が増産できることにより、更なる繊維の増産も期待できると言われています。

■参考記事:
高校地理「アジア州のポイント」
中国の繊維事情

中国の繊維産業でシェアが高い素材は?


世界では中国の繊維メーカーが急激にシェアを伸ばしています。実は、中国は世界の繊維生産量の50%以上のシェアを誇っています。その中でも、シェアが高くなっているのが、2大化学繊維とも言われている素材のポリエステルとナイロンです。それぞれの世界でのシェア率は7割以上と高い割合となっており、世界中で中国の繊維がさまざまな製品の素材として使用されていることが分かります。中国の繊維を使ったアパレルメーカーの製品なども多くなっており、例えば、日本のメーカーであるユニクロも中国の繊維を使ったフリースなどを手掛けています。世界中の企業が中国に企業を作っていることなどもシェア率の高さに繋がっています。実際に世界の繊維市場規模は、2021年から2028年にかけて年平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate(複利計算・年率・成長率))4.4%で拡大すると予想されています。世界の繊維の市場規模が拡大することにより、中国の繊維産業は尚更の拡大に繋がっていくと言われています。

■参考記事:
繊維業界
日刊繊維総合紙 繊維ニュース「中国・繊維業界の「十四五」計画(後)」
株式会社グローバルインフォメーション「繊維市場規模、2021年から2028年にCAGR4.4%で拡大見込み」
中国進出コンサルJC BRIDGE「中国の繊維・アパレル産業の概況」

中国の繊維メーカーで有名なところはこちら!


中国では繊維工業がとても盛んであることを紹介しました。実際にどのような繊維素材メーカーがあるのでしょうか。中国が世界に誇る繊維素材メーカーを見ていきましょう。「天虹紡織(テクスホンテキスタイル)」は中国最大の紡績メーカーです。綿糸が得意分野となっており、伸縮性素材の原料となるストレッチ糸に強みを持っています。綿糸の中心にスパンデックス(ポリウレタン弾性繊維の一般名称)などの伸縮性繊維を通したストレッチ糸の素材となっています。とても付加価値が高く、綿シャツ素材や綿パンツ素材、デニム素材など多様な繊維製品に用いられています。
1997年の創業以来、同社は国内のみならず、ブラジルやトルコ、バングラデシュや日本、韓国などに計1600社もの顧客を抱えています。香港証券取引所では2004年12月に上場しています。本社は上海にあり、長江デルタ地域(中国の上海市と江蘇省南部・ 浙江省北部を含む、長江河口の三角洲を中心とした地域)に11の工場があります。さらにベトナム、香港、マカオ、ウルグアイ等の地域にも生産拠点が設けられています。同社の時価総額は約1400億円で、日本の最大手・日清紡(東証3105)を少し上回る規模といわれています。生産設備は合計で100万個の紡錘機(糸を紡ぐための道具)、 900のエアージェット式織機(空気を噴射する力で緯糸を通す織機)で従業員数は1万2800名となっています。また、中国以外での生産能力拡大も進めています。

中東のトルコと南米のウルグアイにも進出していて、中国での生産コスト上昇への対応に加え、新しい市場を広げるため需要地に近い所での生産に乗り出しています。また、2019年度と2020年度に中国化繊業界生産量ランキングで1位を獲得している「桐昆集団」という大手繊維メーカーがあります。大手PTAはポリエステルメーカーで、紡織用ポリエステル長繊維(DTYを除く)、ポリエステルPOY生産量などの4種類のランキングで1位になるなど、生産量ではトップとなっています。多くの繊維素材のプロジェクトに投資したりと繊維産業を盛り上げようとしている企業です。桐昆集団は、無人工場と呼ばれるダークファクトリー(人間がほとんど介在しない工場)を完成させており、規格通りの素材や製品を生産できるようにと稼働したプロジェクトも成功しています。

中国のポリエステル長繊維業界の「ウォルマート」と呼ばれており、ポリエステル長繊維の生産能力は年産690万トンでPTAの生産能力は420万トン、ポリエステル長繊維の中国国内のシェアは約18%、世界のシェアは約12%となっています。他にも中国の繊維産業ではさまざまな素材を生産する大手企業が存在しています。

*POY・DTY: 高速で紡糸することにより、一部の延伸を行いPOY(半延伸糸;Partially Oriented Yarn)として、そのPOYを延伸・仮撚り工程を経て、DTY(延伸加工糸;Draw Textured Yarn)とする方法

■参考記事:
中国最大の紡績メーカー天虹紡織(02678)
日本化学繊維協会「(中国) 桐昆集団が化繊生産No1企業に」

【まとめ】中国の繊維産業は国の歴史と共に発展。EC化率の高さで今後も成長が見込まれる

今回は、中国の繊維産業の歴史や世界のシェアの割合、繊維素材メーカーについて詳しく紹介してきました。中国の繊維産業は中国の歴史と共に発展してきたことも分かりました。世界貿易機関であるWTOへの参加やEC化率の高さによって、今後も世界中に中国の質の高い繊維をシェアしていくことで更に成長が見込まれると言えます。また繊維業界以外にも多くの商品やサービスシェアが高いことから今後も成長率が高くなっていくでしょう。中国の繊維産業の今後の動向に注目が集まるでしょう。

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