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ECサイトの広告の種類は? ECサイトにおける適切な広告運用・戦略について解説します

自社ECサイト運営にあたり、Web広告の運用を検討する方も多いでしょう。
しかし、広告の種類が多いために適切なWeb広告がどれかわからずに悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、ECサイトに用いる広告の種類とそれぞれのメリット・デメリット、広告戦略・運用のポイントについて解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。

ECサイトWeb広告の種類とメリット・デメリット

ECサイトに欠かせないWeb広告の種類は8種類あります。
ぜひ参考にしてみてください。

①Googleショッピング広告

Googleショッピング広告とは、Google検索結果ページ上で商品画像と価格情報、店舗名を掲載する広告を指します。
検索連動型広告であるため、購入意欲の高いユーザーへ訴求できる広告でもあります。

メリットとしては、商品画像を用いて視覚的に訴求できるためコンバージョン率が高い点があります。
さらにGoogleショッピング広告には無料枠も存在し、ショッピングタブの下の方に無料でGoogle Merchant Centerに登録し、審査が通った場合には予算をかけずに広告出稿ができます。また、Googleアナリティクスと連携させることによって広告の効果測定が可能です。

デメリットとしては、特に人気のカテゴリーや商品では競争が激しいためにクリック単価が高くなる傾向にあること、商品情報の登録や更新作業、予算管理が必要であるため運用の手間もかかることなどが挙げられます。

②リスティング広告

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果の上部や右側に表示される広告を指します。
Googleショッピング広告とは違い、こちらは画像ではなくテキストで表示されます。
種類としてはYahoo!の「検索広告」とGoogleの「Google広告」の2種類があります。

メリットとしては、ユーザーの検索結果に連動して表示されるため、ニーズが顕在しているユーザーに絞ってアプローチすることができます。また、SEOよりも直接的にサイトへの流入を促せるうえに即効性もあるので成果につながりやすいです。
手軽に取り入れられるうえに結果もわかりやすいため、最初に取り組むWeb広告として用いられるケースも多いです。

デメリットとしては、競争が激しいため入札額が高くなることが多い点です。特に人気のキーワードはクリック単価が高いことが多く、商品が売れなくても広告費が発生してしまうために費用対効果が低くなってしまうケースもしばしば見受けられます。
運営するためには効果測定のもと、PDCAを回すことが重要です。

購買意欲の高いユーザーに対してアプローチし、直接的なECサイトの売上アップを求める場合におすすめです。

③ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、Webサイト上の広告枠に画像や動画形式で表示する広告を指します。この広告は、バナー広告や動画広告、ページ遷移時にページとページの間に独立ページとして表示されるインタースティシャル広告など、様々な形式があります。
視覚的に訴求できるため、テキスト形式のリスティング広告に比べてユーザーの目に留まりやすい特徴があります。

メリットとしては、ユーザーの興味関心に基づいて広告を配信できるため、潜在層にもリーチしやすい点や比較的低い入札価格で広告配信が可能であるため費用対効果が高い点があります。

デメリットとしては、広告の作成ルールが厳しい点やクリック率が低い点が挙げられます。コンバージョン率の向上のためにも、広告のターゲティングやクリエイティブの設計に注力しましょう。

潜在ユーザーの中でも特に見込み顧客になりそうなユーザーを絞り込んでECサイトへの集客に利用したい場合におすすめの広告です。

④リマーケティング広告

リマーケティング広告とは、過去にサイトを訪問したユーザーに再度表示されるように設計された広告を指します。「リターゲティング広告」と呼称されることもあります。
広告の表示位置はリスティング広告やディスプレイ広告が表示される部分であることが多いです。

メリットとしては、一度サイトを訪れたことのあるユーザーをターゲットとしているため、新規ユーザーと比較してコンバージョンにつながることが多く、費用対効果が高くなりやすい点です。
また、過去に商品を購入したことがあるユーザーに対して類似商品や追加購入を促すという運用も可能です。

デメリットとしては、その特性上、新規ユーザーの獲得には適していない点や条件付けが多岐にわたるため知識が不十分な場合には運用ハードルが高いWeb広告と言える点が挙げられます。

コストを抑えて購買意欲の高いユーザーに絞ってECサイトへの流入を狙いたい場合におすすめです。

⑤Facebook広告

Facebook広告とは、FacebookやInstagramに出稿できる広告を指します。世界中で20億以上のユーザーを抱えているからこそ、膨大なデータを利用した広告配信を行える点が特徴です。

メリットとしては、ユーザーの多様なデータを活用することで細かなターゲット設定が可能であるため、コンバージョンに繋がりやすい点があります。また、既存の顧客に近い属性のターゲティングも可能であるため潜在層にもリーチしやすいです。
また、各SNSの利用者層を考慮すると、Facebookはビジネス系の商品と、Instagramはトレンドに関連する商品が向いています。

デメリットとしては、競合が多いために広告費用が高額になりやすい点や効果を出すためにはクリエイティブの工夫が必要不可欠である点が挙げられます。

⑥X(旧Twitter)広告

Xアプリのプロモーションツールを利用して配信できる広告を指します。形式としては、プロモーションポスト、プロモーションアカウント、プロモーショントレンドの3種類があります。

メリットとしては、性別や年齢などの情報を元にターゲット層に向けた訴求ができる点や拡散力があるため多くのユーザーにリーチすることも可能である点があります。広告費用も比較的安価であるため、手軽に広告運用が可能です。

デメリットとしては、拡散力があるため広告の情報に誤りが生じている場合には炎上しやすい点が挙げられます。X広告に限った話ではありませんが、情報の正確さや誤解を招く恐れがない表現をするなど、誠実なクリエイティブ制作を心がけましょう。

ECサイトへの集客と合わせて、ブランドイメージや認知度の向上を狙いたい場合におすすめです。

⑦アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは、ブログやSNSに掲載してもらう広告を指します。
ディスプレイ広告とも似ていますが、こちらはブログやSNSの運営者側がどの広告を掲載するのか選べるという点で大きく異なります。

メリットとしては、購入や申し込みなどの成果が発生しない限り支払いが発生しないため無駄な広告費を払うリスクが少ないです。
また、自社の商材に興味のあるユーザーが多く集まるWebサイトに掲載されることで商品の認知度アップが期待できる点も魅力の1つです。

デメリットとしては、どのようなページで自社ECサイトやその商品が紹介されているのかを把握しにくい点や利益が出るまでに時間がかかる点が挙げられます。
また、アフィリエイトサイトからアクセスするユーザーはリピート率が低いケースが多いため、定期購入型の商品とは相性が悪いことも多いです。
さらにアフィリエイターと広告主を仲介するネット広告代理店ASPに支払う固定費が毎月数万円かかる点も要注意です。

費用対効果が安定した広告を使ってECサイトへの集客を行いたい場合におすすめの広告です。

⑧メルマガ広告

メールマガジン型広告では、ポイントサイトなどで配信されているメルマガに広告を出稿し、ECサイトへの誘導を促すことができます。

メリットとしては、メールという形式なので一度に多くの情報を提供できる点やユーザー側がポイント獲得のために積極的なアクセスを行いやすい点などが挙げられます。
第三者のメルマガに掲載する手法であるので、配信リストを用意する手間もいりません。またHTMLメルマガはタグを設置できるため、開封率やクリック率も計測できます。

デメリットとしては、ユーザー側の目的はポイントを稼ぐためであることが多いため、アクセスは増えても成果につながりにくい点や内容がマンネリ化してしまっているメルマガは開封率が低い点などが挙げられます。

メールアドレス登録を行っている会員登録制ECサイト運用時におすすめの広告です。

ECサイトのWeb広告を上手く運用するポイント

ECサイトの広告はただ導入するだけではなく、以下のポイントに気を付けて運用することでより高い効果が見込めます。
導入前にぜひチェックしてみてください。

①ターゲットに合う広告媒体を選ぶ

ECサイト向けにWeb広告を利用する際には、商材や目的に合ったWeb広告を選びましょう。
例えば、若者向けのトレンドに合ったアパレル商品ECサイトを運用している場合には、若者の利用率が高く目を引くInstagramに広告を出稿すると効果が期待できるでしょう。
どのような目的で、どのようなターゲット層にアプローチしたいのかを考えたうえで広告媒体を決めましょう。

クリエイティブに注力する

広告とランディングページ(以下LP)は商品やECサイトの印象を決める大事なポイントです。
これらのクリエイティブを興味を引く見やすいものにすることで、クリック率の向上やひいてはコンバージョン率アップにも繋がります。
クリエイティブを更新し、ユーザーに飽きさせないようにする工夫も重要です。
定期的にABテストを行い、常に広告の効果最大化を狙いましょう。

情報収集を行い続ける

広告運用に影響を及ぼす情報を継続的に収集・分析を行いましょう。
SNS上のトレンドを収集し市場のニーズに敏感になることで、広告キーワードやターゲティング設定、広告予算の成果をより適切に行いやすくなり、広告の費用対効果の最大化につながります。

【まとめ】ECサイトによる広告運用を成功させよう

いかがだったでしょうか。

この記事では、ECサイトに関するWeb広告の種類や各広告のメリット・デメリット、広告運用のポイントについて紹介しました。

Web広告は導入後も定期的に効果測定を行い、PDCAを回し続けることで効果の最大化を図ることができます。
まずは取り扱う商材やターゲット層を定めて適切な広告を選択し、日々運用改善を行いましょう!

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