2022年8月にJR宇都宮駅東口に建てられた複合型施設の宇都宮テラス。北関東の中枢を目指す施設であることや、施設デザインの監修を隈研吾さんがしたことでも注目を集めています。宇都宮テラスについて、解説していきます。

宇都宮テラスとは？ 大手商社やデベロッパーが宇都宮に注目する理由もチェック！

宇都宮テラスとは、家電量販店や飲食店、ホテルやオフィスなども併設した14階建ての複合施設です。2022年8月にオープンしたばかりなので、土日には人が多く来訪しています。ただまだ工事している部分もあり、全施設が完成するのは11月頃を予定しています。

北関東の中枢を目指すという宇都宮テラスですが、何故宇都宮に大きな商業施設ができたのでしょうか？再開発中の宇都宮について、そして地域活性化を担う宇都宮テラスについてご紹介します。

宇都宮駅東口再開発の主役は住友商事！

宇都宮テラスの開発を担当しているのは、住友商事です。行政の宇都宮市と住友商事が共に宇都宮テラスの開発の中核を担っている形です。元々住友商事は、「Terrace」シリーズとして各地に複合型のショッピングモールを竣工しています。

宇都宮テラスも、住友商事が「楽しく快適で、何度も行きたくなるような施設」として開発した複合型施設です。「地域メイド型複合施設」を目指した施設だと、住友商事のプレスリリースには書かれています。
何故宇都宮に複合型施設が建てられたのかと言えば、栃木県は宇都宮で有名な餃子というグルメがあり、日光や那須などの観光地も多く存在する土地です。宇都宮は中でも鉄道的にもアクセスしやすいことから、地域の再開発しやすい複合拠点としての立地がよいのです。

宇都宮の窓口といえば反対側の西口のイメージもありますが、今回宇都宮テラスが宇都宮駅東口に直結する形で通路ができたことで、再開発・地域復興の誘致も見込めるでしょう。

また、再開発という観点で言えば宇都宮テラスだけではありません。再開発の要は宇都宮テラスですが、昨年11月には東口に脳神経外科などの高度専門医院の医療施設もできました。住居という意味では「プラウド宇都宮」が竣工し、2022年8月の時点で全110戸が完売しています。商業、医療、住居という3点で宇都宮駅東口の再開発は進んでいます。

注目を集めている宇都宮駅東口の再開発。宇都宮テラスの完成は11月を予定していますが、今後宇都宮駅東口がどう変わっていくのか、再開発から目を離せませんね。

野村不動産は「プラウド宇都宮」を竣工

上述しましたが、宇都宮駅東口に「プラウド宇都宮」という15階建ての新築分譲マンションが竣工しました。駅から徒歩2分という立地で、110戸が2022年8月に完売しています。住友商事の宇都宮テラスと近いこともあり、駅チカ商業施設近めの立地が人気を集めています。

購入者は宇都宮市内に元々在住していた方も多いようですが、新幹線も通る宇都宮駅に近いことで東京へのアクセスもよいことが購入に至るポイントでもあったようです。

住友商事の宇都宮テラス、野村不動産の「プラウド宇都宮」など、再開発で活性化していく宇都宮東口です。栃木県の日光や那須などの旅行からでも、宇都宮はアクセスがしやすいので、気になる方は旅行ついでに行ってみてもいいでしょう。もしくは、宇都宮餃子を食べ比べたい！ということであれば、東京からさくっと行くこともできるので、宇都宮を楽しんでみてはいかがでしょうか。

宇都宮テラスでは、レストランやホテルも楽しめる？

住友商事の宇都宮テラスには、数々の有名な飲食店や、有名ホテルも併設しています。どんな店があるのか、どんなホテルがあるか気になりますよね。住友商事の宇都宮テラスに入ってる飲食店やホテルについて、ご紹介します。

あの「みんみん」も入ってる！宇都宮テラスの飲食店

宇都宮テラスには、宇都宮餃子で知られる「みんみん」や、他にも宇都宮の特産を使ったレストラン、名店の新規事業のお店など、ラインナップは様々です。

宇都宮餃子と言えば、「みんみん」と言われている老舗の餃子店が住友商事の宇都宮テラス内に入っています。その内装も空間にゆとりがある形で作られており、おしゃれです。味は勿論約束されたものながら、宇都宮テラスの場合はみんみんの店舗で初めてタブレットでのメニュー注文ができることや、セルフレジの導入など革新的なお店になっています。

例えば、栃木県の名産で知られるいちごブランドのとちおとめを使ったスイーツショップの「とちおとめ×芭利式」。とちおとめを使ったソフトクリームや、バスクチーズケーキなどのラインナップで購買意欲を刺激されます。

日光ラスクで有名な老舗の「Coconoji Marche」では、栃木のお土産は勿論カフェやスイーツも展開しています。この宇都宮テラスのお店では、地元とコラボした商品もありますし、栃木県産のポン酢やリンゴジュースなど売ってるお土産の種類は様々です。栃木県人に愛されるレモン牛乳の瓶詰めも売っています。

他にも「オーベルジュオトワ」のフィナンシェやソフトクリーム、栃木の地酒なども飲みつつ栃木県産のお米で握ったお寿司も楽しめる「すし華亭 匠」など、美味しいグルメをご紹介しだすとキリがありません。ですが、栃木の名産だけでなく韓国チキンブランドナンバーワンの「ネネチキン」なども入っていることから、名産目当ての方だけでなく楽しめる飲食店がたくさんあります。

カンデオホテルズ宇都宮

また、宇都宮テラス内に入ってるホテルは、「カンデオホテルズ宇都宮」。カンデオホテルズは世界で唯一の四つ星ホテルを目指しているホテルで、現在契約中や建設中もいれると28もの全国展開をしています。

筆者も系列のホテルには何回か宿泊した経験がありますが、大きな窓が特徴の部屋で、ベッドはシモンズ製。普通のビジネスホテルと異なり、おしゃれでラグジュアリーな部屋に宿泊できます。

また、カンデオホテルズ宇都宮の場合は展望露天風呂も完備しています。カンデオホテルズ宇都宮の場合は屋上が吹き抜けになっており、スカイスパを謳っているのも頷けます。露天風呂から宇都宮の夜景を見ることができて、疲れを癒やすこともできるでしょう。展望露天風呂は宿泊者でなくても有料で一時利用することができます。タオルも貸出が可能なので、さっとお風呂に入りたい時にもよいですね。

カンデオホテルズ宇都宮の朝食は、13Fという高層で取ることができます。宇都宮のシティビューを見ながらビュッフェ形式で朝食を食べることができるのは楽しいですね。カンデオホテルズは日替わりメニューもあり、連泊する人も楽しめるよう工夫がほどこされています。スカイスパと同様に、このカンデオホテルズ宇都宮の朝食は宿泊者以外の方も有料で楽しむことができます。近場に住んでいる人が豪華にゆっくりした朝を過ごしたいという時にもオススメです。

以上、宇都宮テラスの飲食店やホテルについてご紹介させていただきました！ぜひ近隣の方や遠方の方で、ちょっと気になる方は行って楽しむことをおすすめします。

宇都宮駅周辺には有名餃子店もたくさんある！

宇都宮といえば餃子を想像する人は多いでしょうと。筆者も宇都宮には仕事柄訪問する機会が多いのですが、宇都宮の人々はお気に入りの餃子店をそれぞれ持っているものです。

宇都宮餃子 みんみん

王道で言えば、住友商事の宇都宮テラス内にも入っている「宇都宮餃子みんみん」です。羽つき餃子の見た目や、ぎゅっと詰まっている野菜多めの具は、宇都宮在住の方や観光客にも大人気です。焼餃子だけでなく、水餃子も美味しいのが宇都宮餃子のお店ならではです。

正嗣

駅から少し歩きますが、ここは宇都宮餃子のお店としてはご紹介しないといけません。宇都宮の人と話していると、「みんみん」派か「正嗣」派かわかれます。こちらのお店はメニューは焼餃子か水餃子しか出さず、餃子専門店として徹底しています。ビールがメニューにないことにはご注意ください。

ただ正嗣の特徴としては皮が厚めで、餃子だけでもかなりお腹いっぱいになります。食い出があるのが正嗣の特徴なので、とにかく美味しい皮の餃子が食べたい！という時には正嗣を食べるべきでしょう。

宇都宮餃子館

市内に12店舗ある「宇都宮餃子館」もまたおすすめです。東口にも勿論店舗を構えるぎょうざ館ですが、宇都宮テラスの逆側の西口には餃子の形をしたマスコットの「スタミナ・健人くん」の石像が店の前に置かれたお店があります。こちらではチーズやしそなど、王道の餃子だけでなく変わった具の餃子を食べることができます。薄皮で、パリッとした皮と具の味を楽しめるのが特徴の餃子ですね。なるべく色んな餃子を食べたい！と思って宇都宮に来た方にはおすすめです。

以上、宇都宮餃子を紹介させていただきました。宇都宮駅前、東口や西口にはたくさんの餃子屋があり、味や種類もそれぞれです。あなたが気に入る餃子屋探しをするために食べ歩きしてみるのもよいでしょう。

【まとめ】再開発で注目が集まる宇都宮 餃子以外の魅力も要チェック

宇都宮といえば餃子というイメージが強いですが、2022年8月にオープンした住友商事の宇都宮テラスや宇都宮駅東口の再開発など、注目の施設がたくさんあります。ぜひ宇都宮駅に行かれた際のためにも、宇都宮テラスのニュースを要チェックしていきましょう！