旅館やホテルの制服・ユニフォームの選び方のポイントをご紹介します
旅館やホテルにおいては、サービスの品質も重要ですが、従業員が着る制服も重要です。
制服はそのホテルの印象をも左右するものなので、慎重に選びたいものです。
この記事では、制服の選び方についてご紹介します。
是非参考にしてみてください。
ホテルや旅館の制服・ユニフォームとは
ホテルや旅館の制服・ユニフォームとは、従業員が仕事をする際に身に付ける正装のことです。制服とユニフォームどちらの呼び方も使います。
そのホテルや旅館のスタイルやブランドイメージを反映し、高級感や清潔感あるデザインのものが多いです。また従業員が働きやすいように通気性や動きやすさなども重要視されます。
また、旅館はほとんどが日本らしい着物などの和装を制服としていますが、最近では動きやすくコストパフォーマンスの良いシンプルなスーツなどの洋装を取り入れている旅館もあります。こういった旅館では、フロントや支配人、送迎バスの運転手などがスーツを着ていることが多いので、どこで働く従業員なのかも制服選びに影響があることがわかります。
必ずしも旅館だから和装、ホテルだから洋装と決めつけるのではなく、そのコンセプトや利便性に合わせて選ぶといいでしょう。
制服・ユニフォームがもたらす効果
それでは、具体的に制服・ユニフォームはホテルや旅館にどのような影響を与えるのでしょうか。以下にまとめました。
高級感を演出できる
上質な制服・ユニフォームを身に纏う従業員が働いているホテルや旅館は高級感を演出し、より非日常で贅沢な体験をお客様に提供することができます。
高級感がある制服・ユニフォームはそのホテルのブランド価値をも向上させ、同業他社との差別化をも狙えるでしょう。
さらに高級感溢れる制服・ユニフォームは従業員のモチベーション向上にもつながり、結果的に質の高いサービスの提供も期待できます。
ホテルの顔として機能する
お客様がホテルや旅館を利用した際に最初に行くフロントは、そのホテルや旅館の第一印象を決める言わばホテルの顔のような役割を果たします。
この際に、洗練された一貫性のある制服・ユニフォームは従業員にプロとしての自覚を持たせると共に、お客様の目に印象的に映ります。
ホテルや旅館の制服・ユニフォームの選び方
それでは、ホテルや旅館の制服・ユニフォームを選ぶ際にはどのようなことに注意すればいいのでしょうか。
下記にまとめたので是非参考にしてみてください。
生地で選ぶ
ホテルや旅館での業務はどの業務でも動き回ることが多いです。そのため、伸縮に富んでいて動きやすいストレッチ素材の制服がおすすめです。
また、高級感を出すためには厚くてハリのある素材でできたものを選ぶと良いでしょう。特に夏は汗をかきますし洗濯の頻度も増えるので、通気性と速乾性、耐久性のあるしわになりにくい素材の物を選ぶと従業員も快適に業務を行うことができます。
統一感を持たせる
ホテルや旅館ではフロントやフロアスタッフ、送迎バスの運転手などのポジションによって着る服は変更することが多いと思います。
しかし、その全てで一貫してブランドやコンセプトに合ったデザインや色合いのものを選ぶと全体に統一感が生まれるでしょう。例えば、全ての制服のカラーを統一すると統一感が生まれます。
髪型や靴などは従業員が各自自由に選べるところもあると思いますが、その場合も統一感を崩さないようにコーディネートを組みましょう。
体型に合うサイズを選ぶ
制服そのもののデザインも重要ですが、着用者に合っているサイズなのかもホテルの印象を左右します。
従業員のサイズに合っていない制服を選ぶと、だらしなく見えてしまい、ホテルや旅館の従業員としてお客様にマイナスなイメージを与えてしまいます。袖丈の長さ・股下の長さ・バストやウエストの大きさは特にサイズが合わないと目立ってしまうポイントです。特にこの部分に気を付けて選びましょう。
また、サイズが合わないと袖丈が長いせいでコップを倒してしまったり股下の丈が長いせいでつまずいて転んでしまったりと思わぬ事故の原因になる可能性もあります。各従業員が安全に業務に取り組めるようにするためにも、従業員には必ずそれぞれの体型に適したサイズのものを選んでもらいましょう。
ポジションごとのおすすめ従業員用制服・ユニフォーム
ここからはフロントや宴会場スタッフ、厨房などのポジションごとにおすすめの従業員用ユニフォームをご紹介します。
フロントや受付のおすすめ制服・ユニフォーム
フロントはお客様を最初に接客する場です。ホテルの顔とも言われる重要ポジションなので、ホテルの場合にはフォーマルな服装のジャケットなどを着用するといいでしょう。
旅館の場合は、外国人観光客の方がよく利用するのであれば、和を演出できる着物を着用すると喜ばれるでしょう。動きやすさやコストパフォーマンス、手入れの手間を考えると洋装のシンプルなスーツを着用するのがおすすめです。
バンケットや宴会場スタッフや中居さんのおすすめ制服・ユニフォーム
料理やドリンクの配膳や会場のセッティングの仕事をするこちらのポジションはとにかく動き回るので動きやすさも重要です。
ホテルの場合には、袖なしであるベストを着用することでフォーマルさを持ちつつ、より動きやすい服装で業務に励むことができます。下に履くスラックスやスカートも動きやすいようにストレッチ素材のものを選ぶといいでしょう。
旅館の場合には、着物を選ぶといいでしょう。女将さんと中居さんの違いがすぐにわかるように、女将さんは訪問着や色留袖を着用し、中居さんは揃いの色無地を着用することが多いです。着物は動きが制限されますがその分所作が洗練され、美しく映ります。もしくは茶衣着もおすすめです。こちらは着物のような華やかさを持っていますが非常に動きやすいため動き回る中居さんにぴったりの服装です。下に合わせる衣類によってアレンジの幅も広いため、その旅館らしさも出しやすいでしょう。
厨房やバックヤードにおすすめの制服・ユニフォーム
調理を行う厨房スタッフなどの裏方スタッフはホテルや旅館の欠かせないポジションであり、その作業効率向上のためにも機能的な制服・ユニフォームを選びましょう。
厨房は冬でも熱くなりがちで洗濯をしやすいものを選ぶと便利です。ホテルの場合には、毎日洗濯をしてもシワになりにくい耐久性のあるものを選ぶといいでしょう。
また旅館の場合には、板前服を着用すると旅館の雰囲気にマッチするでしょう。
ホテルや旅館の制服・ユニフォームはどこで購入するのか
ホテルや旅館の制服は楽天などの通販でも売っていますが、ユニフォーム専用の業者から購入するといいでしょう。
業者から購入すると質の高い制服を購入できますし、相談すればニーズに合った制服を提供してもらえることもあるため、より自社に合った制服を選べます。
また、団体割引が効くことも多いため、より安価で購入できます。従業員それぞれの試着サービスを行っている業者も少なくないため、各従業員が適したサイズを選ぶことが出来るという利点もあります。
【まとめ】 それぞれのホテルや旅館に合う制服・ユニフォームを選びましょう
いかがだったでしょうか。
この記事では、ホテルや旅館の制服・ユニフォームの利点や選び方についてご紹介しました。
制服・ユニフォームはその施設の顔となる重要なものです。施設のコンセプトを考慮しながら、慎重に選びましょう。
この記事へのコメントはありません。