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防寒着とは?作業服における防寒着の選び方について紹介します

防寒着は寒い季節や環境下では必要不可欠な作業着です。
しかし、その種類は様々にあるためどの作業着を選べばいいのか迷う方もいるでしょう。
そこでこの記事では防寒着の種類ごとの特徴や選び方について解説します。
ぜひ参考にしてみてください。

防寒着の特徴はなに?

防寒着とはそもそも何なのでしょうか。
防寒着とは、防寒性と保温性を高めた衣類のことであり、中には防水性に優れている物があります。寒さの厳しい季節や環境において防寒着を着れば、身体の温かさが保たれるため快適に作業ができるようになるでしょう。
保温性を高めるために、太陽光を蓄熱する素材が用いられていたり、アルミ加工が施されていたりします。用途に合わせて最適な防寒着を選びましょう。

防寒着の種類にはなにがある?

防寒着には様々な種類があります。
それぞれ特徴が違うので、購入前に確認しておきましょう。

1. ジャケット

ジャケットとは、前開きの上着の総称です。
丈は腰からお尻くらいまでのものが多く販売されています。
また、作業現場においては防寒着そのもののことをジャケットと呼ぶことが多く、明確には種類の線引きがされていないようです。

2.ブルゾン

ブルゾンはジャケットよりも丈が短い防寒着を指します。
ブルゾンは腰が隠れないほどの丈であることが多く、軽くて動きやすいために作業に非常に適した防寒着と言えます。

3.ジャンパー

ジャンパーはブルゾンと同じく丈の短い防寒着のことを指します。
ブルゾンよりもさらに動きやすく、機能的かつシンプルにつくられているものがジャンパーと呼ばれやすいです。
ジャンパーとブルゾンにはあまり大きな違いはありませんが、ブルゾンの方がよりファッション性を重視していて、ジャンパーの方がより機能性を重視している傾向にあります。

4.ダウン

ダウンは中にガチョウやアヒルなどの羽毛が入っている防寒着を指します。
羽毛は空気を溜めこむため、保温性が非常に高いことが特徴です。しかし、身体が動かしにくく、耐久性にも乏しいというデメリットもあります。そのため大きく動く作業環境や繊細な動きが必要とされる業務には向いていません。
こうしたダウンのデメリットをカバーするため、中綿としてポリエステルなどの化学繊維を使用したものをダウンとして販売することも少なくありません。

5.コート

コートは他の防寒着と比較して丈が長い厚手の防寒着です。特に気温が下がる夜に作業することが多い方に向いている防寒着と言えます。ジャケットと同じく様々なアイテムに使われる言葉であり、厳密には一番外側に着用する衣類全般をコートと呼ぶことができます。
一般的な防寒着としてのコートのほか、雨を防ぐレインコートや風を防ぐステンカラーコートなど様々な機能を持つコートが存在します。

6.ウインドブレーカー

ウインドブレーカーは「風よけ」というその名の通り防風性に優れている防寒着です。
ナイロンやポリエステルなどの素材を使用しているため、ダウンのような動きにくさがなく、軽量で動きやすくなっています。汎用性が高く、作業中はもちろん寒い時期のスポーツシーンなどでも活躍します。

防寒着の選び方のポイントは?

上記のように防寒着は様々な種類が存在しますし、1つの種類でもたくさんのアイテムが存在するためどれを選べばいいのかわからないという方も多いと思います。
ここでは防寒着を選ぶ際に気を付けたいポイントをご紹介します。
防寒着を購入する際の参考にしてみてください。

作業環境に合った防寒着を選ぶ

まずが作業環境に合っている防寒着かどうかを確認しましょう。どのような環境で着るのかによって最適な防寒着は変わります。
例えば屋外で荷物を運ぶ作業が多い場合には、動きにくいダウンは向いていないと言えるでしょう。また、作業内容に加え、気温や天候なども考慮して作業着を選びましょう。例えば屋外で作業を行う場合は雨が降ることもあるため水に濡れる場面もあるでしょう。このような場合には防水性も必要となります。
このように、作業環境によっては防寒以外の機能も必要になることがあるため、予め作業環境を考慮した上で作業着を選びましょう。

機能性で防寒着を選ぶ

防寒作業着では保温性が大事です。ただし、保温性の高さの担保には別の機能も関わってきます。具体的な機能としては以下のものがあります。

【防寒性】
風による寒さから身を守るためには「防風性」が重要です。風の影響を受けるかどうかで体感気温も大きく変わります。特に海上や海の近く、高い場所などでの作業現場では、風の影響を受けやすいでしょう。
暴風機能が備わった防寒着を選ぶ際には以下の点に注意しましょう。
・頭全体をしっかりと覆うフードが付いている。
・風を通しにくいジップ仕様になっている。
・ポリエステルなどの風を通しにくい素材でできている。
・手首や足首から風が侵入しないようなリブ仕様になっている。

【撥水性】
見ずに濡れることによる寒さから身を守るためには「撥水性」が大切です。雨や雪などで濡れてしまうと、体温が奪われてしまいます。そのため雨などの水分を弾く撥水性に優れた防寒着を特に屋外で作業を行う場合は着ると良いでしょう。

【蓄熱性】
身体の熱を外に逃がさないことで寒さから身を守るためには「蓄熱性」も重要です。暖かい空気を服の中に留めておくことで身体を暖かくたもつことができます。蓄熱効果に優れた素材のものや、裏地にファーやボアが使われているものを選ぶことをおすすめします。

【吸湿性】
汗による体温低下を防ぐためには「吸湿性」に優れた防寒着を選ぶと良いでしょう。ある程度運動量が多い作業であるならば、寒い環境においても汗をかきます。その際に、吸湿性や速乾性に優れた作業服を選ぶと間違いがないでしょう。

どの機能を優先すべきかは作業環境によって左右されます。どのような環境で使うのかに合わせて重視したい機能を考えましょう。

入手しやすいものを選ぶ

入手しやすいことも選び方で重視したいポイントです。
防寒着であれば、毎日使ううちに傷ついたりして買い替える頻度も多くなるでしょう。ブランドものや海外のものなど入手しにくいものであれば、必要な際にすぐに用意することができなくなってしまいます。買い替えることも考慮して入手しやすいものを選ぶことをおすすめします。

防寒着の効果を高めるための方法は?

防寒着はただ普通に着るだけでも効果を発揮しますが、他の衣類と組み合わせる「レイヤリング」を行うことでさらに防寒性を高められます。
レイヤリングはベース・ミドル・アウターの3層で構成されており、保温や吸汗を促し、体温の低下を抑える役割があります。
ここではそれぞれの詳しい内容を紹介します。

ベースレイヤー

ベースレイヤーは肌に一番近い衣類で、いわゆる肌着です。ベースレイヤーの役割の役割は汗を吸収することで汗による冷えを防止することです。そのため汗を素早く吸収する吸汗速乾性の高いアイテムがおすすめです。

ミドルレイヤー

ミドルレイヤーはベースレイヤーの上に着用する防寒着を指します。
ベースレイヤーで暖まった空気を留め、外部の冷たい空気をシャットアウトする役割があります、作業内容や季節によって脱ぎ着することが多いため、場合に合わせて着るアイテムを選びましょう。

アウターレイヤー

アウターレイヤーは一番外側に着用する防寒着です。体温低下の原因となる水や風の侵入を水や風の侵入を防ぐ役割があり、着るとさらに保温性を高めてくれます。
形状や素材などを考慮した上で作業環境に合ったアウターを選びましょう。

【まとめ】自身の作業環境に合った防寒着を選びましょう

いかがでしょうか。
この記事では防寒着の種類や選び方について解説しました。
防寒着は様々な種類がありますが、どのような作業環境で着用するのかによって適した作業着は異なります。
どのような作業環境で着るのかを考慮したうえで防寒着を選びましょう。

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