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接触冷感とは?ひんやり感じる仕組みとアイテム選びのポイントを解説!

夏の厳しい暑さを乗り越えるためには衣類や寝具の工夫が大切です。
そんな中でも接触冷感の生地を使ったアイテムは、電気も氷も使わずにひんやり感を得ることができるためとても優秀です。

今回の記事では、接触冷感生地を使ったアイテムの購入を迷っている方に向けて、接触冷感のことがよくわかる解説をしていきます。

・接触冷感とはどんな効果があるの?
・どんな仕組みでひんやり感じるの?
・接触冷感アイテムの選び方は?

このような疑問に答えていきます。

接触冷感とは?

接触冷感とは、触るとひんやり感じる効果のことです。

この効果を持たせた生地を使って夏の衣類や寝具、スポーツウェアなどを作ることで、より快適に涼しく暑い季節を過ごすことができるようになります。

接触冷感の生地は本当に効果があるの?

電気も氷も使わずに、生地だけで冷たく感じると聞くと、本当にそんな効果があるの?と思ってしまいますよね。

結論から言ってしまうと、実は接触冷感によって実際に体温が下がるわけではありません。
しかし実際に接触冷感の生地に触れると、たしかにひんやり冷たく「感じ」ます。

実際に冷やす効果はないのに、冷たく感じるのは不思議ですよね?

接触冷感の生地がひんやり感じさせる仕組みについて解説していきます。

接触冷感はどうして冷たい?仕組みを解説!

先ほど説明したように、接触冷感自体にものを冷やす効果はありません。

それでもひんやり感じるのにはどんな秘密が隠されているのでしょうか?

秘密①:金属を触るとひんやりするのと同じ仕組み

同じ気温の部屋にあるプラスチックと金属、どちらがひんやり感じそうですか?
もちろん金属の方がひんやりと感じそうですよね。

実は接触冷感生地が冷たく感じるのは、これと同じ原理なんです。

その秘密は「熱伝導率」にあります。
熱伝導率とは、熱の伝わりやすさのことです。熱伝導率が高ければ高いほど、よく熱が伝わることになります。

自分の身体が熱い時に熱伝導率が高い物質に触れると、熱が物質に素早く移動します。
これによって冷たく感じるのです。

逆にいえば熱が物質に移動しただけなので、しばらく触れて熱が移動し終わると、同時にひんやり感も失われてしまいます。
金属もしばらく触っているとぬるく感じてきますよね。

このように、よく熱を伝えてくれる生地を使用することで熱をうまく逃し、ひんやり感じるのです。

秘密②:さらっとした肌触り

また、接触冷感の生地にはさらっとした肌触りの素材が使われています。
これによって、かいた汗でベタッとすることがなくなるため涼しく感じられるのです。

秘密③:水分をすぐに吸収・拡散

さらに接触冷感の生地は繊維の中に多くの水分を含んでいます。
このような生地は繊維に含まれる水分を素早く吸収し、空気中に拡散します。

ではこれによってどうして涼しく感じるのでしょうか?
秘密は気化熱にあります。
液体は気体になるとき、同時に周囲の熱を奪います。この奪われた熱のことを気化熱といいます。

お風呂から出ると体が冷えますが、これも気化熱による作用です。

このように、よく水分を吸収して拡散する生地は、周りの熱を奪うことでひんやり感じさせてくれます。

接触冷感生地はこんなアイテムにおすすめ

続いては、こんなアイテムに接触冷感の生地を使うと気持ちいいというおすすめを紹介します!

インナー

インナーは衣類の中で肌に直接触れるアイテムです。
そのため接触冷感生地で作られたインナーを着れば、肌の心地よさを保つことができます。

タオル

接触冷感生地のタオルもおすすめです。

接触冷感はずっと触り続けていると、性質上ひんやり感を感じなくなってしまいます。
しかしタオルは一時的に肌をふくアイテムのため、そのようなことを心配することなく使うことができます。

休憩のたびにひんやりと感じられるのは嬉しいですよね。

寝具

夏場は日中の日差しが強い時間帯だけでなく、夜も暑さが厳しいです。

翌日早く起きなければいけないのに、寝苦しくてなかなか眠りにつくことができないという経験はみなさんありますよね。

寝具を接触冷感生地を使ったものに変えると、夏場の快眠をサポートしてくれます。
タオルケットや枕カバー、敷きパッドあたりが多く販売されています。

あまりにも暑く、接触冷感の寝具を使ってもなかなか涼しくならないという場合は、エアコンや扇風機と併用するのがおすすめです。
接触冷感素材は28度以下になるとひんやり感が持続すると言われています。

接触冷感素材を併用するとそこまで温度を低く設定しなくても心地よく眠れるため、風邪を引くリスクや経済面を考えるととても便利です。

接触冷感生地のアイテムを選ぶポイントは?

接触冷感生地も、ものによってひんやり感の感じ方が異なります。
ではどのようにひんやり感を測ればよいでしょうか?

ひんやり感は「Q‒max」で比べられる

接触冷感の効果の高さは、Q‒maxという指標で比べることができます。
Q‒maxとは熱の移動量を示しており、その単位には「W/cm2」を使用します。

Q‒maxの目安を見てみましょう。

【0.2 W/cm2】
接触冷感と表示ができるレベル。
最低限のひんやり感はありますが、少し物足りなく感じる値です。

【0.3 W/cm2】
少しひんやりと感じられるレベルです。
ひんやり感を期待しているなら、最低このくらいは欲しいです。

【0.4 W/cm2以上】
このあたりから、しっかりとひんやり感を感じるようになります。
0.5 W/cm2を超える商品もあり、かなり涼しく感じられるはずです。

Q‒maxが全てではないので注意

Q‒maxはあくまで、触れた瞬間にどれくらいの熱が移動するかの指標です。
接触冷感の仕組みについて解説した際にもお話ししましたが、熱が移動し切った後はひんやり感を感じることができません。

したがって、涼しさを重視するならばひんやり感が失われたあとの快適性にも注目しなければいけません。

その快適性のポイントになるのが通気性や吸湿性です。
通気性や吸湿性が高ければ、熱がこもったり汗でベタついたりするのを防ぐことができるので、暑くても非常に快適に過ごすことができるでしょう。

接触冷感はどのくらい持続する?寿命は?

ここまで説明したように、接触冷感は生地自体が持つ性質によって生まれる効果です。
そのため、その生地の耐久性がそのまま寿命となります。

生地や扱い方によって変わってきますが、2年以上は使える場合が多いと言われています。

接触冷感生地を長持ちさせる洗濯方法とは?

接触冷感の効果を長く持続させたければ、生地を痛めないようなお手入れ方法が必要です。
生地によっては熱に弱く、乾燥機やアイロンをかけると生地が傷んでしまう場合があります。

ただし生地ごとにお手入れの方法や注意点は異なるので、洗濯表示をよく確認して選択するようにしましょう。

【まとめ】接触冷感をうまく使って暑い夏を乗り越えよう!

接触冷感の効果や仕組み、そしてそれを利用したアイテムの選び方を解説しました。

暑さは十分な対策をしなければ、熱中症などになってしまう危険性があります。

衣類や寝具の工夫は誰でも簡単に、しかもリーズナブルにできる対策なので、接触冷感生地のアイテムをうまく利用して、熱い夏を乗り越えましょう!

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